2007-12-18 「さくら隊散る」 映画 戦時中、演劇をあきらめられなかった俳優たちが移動劇団を結成し、 広島で被爆し悲惨な死を迎える。 この映画は彼らをよく知る関係者たちの細かい証言のインタビューと、 再現で構成されている。 再現シーンは白黒だけど、日々衰えてくる被爆者の様子がとてもリアルで痛々しい。 見るのも辛いくらい。 感情をむき出しにしない淡々とした乙羽信子のナレーションと演出に、 悲しみや憤りや恐怖を逆に感じてしまう。 怖い、本当に怖い映画。