「インディジョーンズ クリスタルスカルの王国」←ネタバレ!

先行上映にて。
最初に「インディジョーンズシリーズ」の新作決定のニュースを聞いた時に
思ったのはやっぱりハリソン・フォードの年齢。
ハードかつ軽快なアクションが売りのこのシリーズに果たしてついていけるのか…。
その疑問は見ている間じゅう頭の中を離れず、
いくらなんでもそれは無理だろう!とツッコミを入れたくなることが度々。
製作者側もそれはよくわかっているみたいで、
年数の経過をフォローするようなセリフも満載。
やっぱり「インディ・ジョーンズ」も確実に年を重ねているのでした。
アクション映画のハリソンの見せ所は、
ブレードランナースターウォーズ等の痛々しいやられっぷりにあるのに、
そろそろ見てられない感じ。
そんな年齢的な「無理」は映像技術でカバー。
過去のシリーズとは桁違い、その点はさすがです。


さてストーリーを一言で言うと、クリスタルでできた謎の頭蓋骨(スカル)を
元にあった場所に返しに行くのが目的。
導入部分での「ロズウェル」という言葉、
クリスタルスカルマヤ文明にまつわる物…とくればもう宇宙人しかないわけで、
でもストーリー上ではまだ知られていない事実なのでインディ達には新鮮なんだけど、
見てるこっちには早くもオチがわかってしまうのがつらい。
インディシリーズは謎解きというよりも遊園地のアトラクションのように楽しめ
と言われればそれまでだけど、
あまりにストーリーが薄っぺらい。
スピルバーグ&ルーカスで宇宙人オチなんて、
わざわざインディシリーズでやらなくても!!
あまりに直球でエイリアンが出てきたんで戸惑い、
何の映画見てるんだかわからなくなりそうだった。
冷戦時代の象徴として出てくる核実験のシーンにも疑問。
実験地の中心部から無事脱出なんて、
あのシーンは無くてもいいものだし、とってつけたようなシーンだし。


と、ネガティブな感想ばかりだけど、
やっぱりインディ復活は楽しみにしていたし、
虫ウジャウジャとか女にだらしないインディとか、
お決まりのシーンもたくさんあって、
「インディおかえり!」といった気持ちでシートに深くもたれて観る、
というのがこれの楽しみ方なんだろな…
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