山田久志サブマリンスタジアム命名式

「山田サブマリン球場」と命名
 秋田県能代市は29日、市営能代球場の愛称を、同市出身で阪急(現オリックス)黄金期のエース、山田久志さん(59)にちなんだ「山田久志サブマリンスタジアム」とする命名式を行った。

 新たな愛称は、下手投げの山田さんが「サブマリン(潜水艦)」とファンに親しまれたことからとった。地元の“英雄”の名を付けたいとの市側の要請を山田さんが快諾し実現した。

 地元の小学生ら約600人が参加した命名式では、斉藤滋宣能代市長が「(山田さんのように)努力すれば夢がかなうことを子どもたちに伝えたい」とあいさつ。花束をプレゼントされた山田さんは「私の名前が球場につくという、野球人としてこんなに名誉なことはありません」と感激した面持ちで話した。

 スタジアムではこの日、小学生の野球大会があり、始球式に登場した山田さんは、ワイシャツ姿で往年の下手投げを披露。振り上げた右腕を滑らかに下ろす得意のフォームで直球を投げ込むと拍手と歓声が上がった。

 山田さんは秋田県能代高校を卒業し1969年に阪急入団。プロ通算284勝を挙げた。
http://www.daily.co.jp/newsflash/2007/09/29/0000664424.shtml