「セレンディピティ」

お盆も終わり・・・

セレンディピティ=幸せな偶然、って言葉がいいな〜と思って見たんだけど、
これはちょっと…。
最初の出会いまでは良かった。
手袋がきっかけで知り合い、お互い相手がいる身だけど
なんとなく惹かれあう。
それなのにわざわざその出会いを放り投げて難しくして、
運命に身をゆだねるってどういうことさ?
単にサラがジョナサンに興味なかっただけにしか思えない。
確かにこういう運命を感じるような出会いってあるけれど、
それを自分のものにするかは自分の行動するタイミング次第であって、
結婚式寸前に急激に再燃させるもんじゃないでしょ…。
軽い恋愛映画とはいえ、主人公二人のフィアンセに救いがなさすぎ。
この二人は純粋に相手を信じて愛してるのになあ。
フィクションならフィクションで、お互い相手がいないとか不仲とかの
設定じゃないとちょっと心苦しくて見てられない。
恋愛映画のご都合主義をあえて軸にした設定自体はいいと思うんだけど。
途中で「そんなアホな!」と何度も言いたくなった。
ニューヨークの名所案内のような映像もちょっとあざとい感じ。
「プリティウーマン」や「ノッティングヒルの恋人」のようにしたかったんだろうな。
サラのフィアンセの謎のミュージシャン役に、
Sex and the Cityのエイダンの人。
この映画でもかわいそうすぎる役柄だわ。
ハッピーな恋愛映画だと思ってカップルで見ちゃったりしたら
気まずくなりそうな作品です。
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