「ボルベール<帰郷>」

最近見た中でいちばん心に残る映画かもしれない。
アルモドバルの映画は昔すごーく好きでよく見てたけど、
ここ最近のは全く見てなかったことを後悔した。
アルモドバルって本当に女性の描き方がすごい。
女性の弱さと強さを見事に表現する監督だと思う。


「ボルベール」はサスペンスの要素を含みつつ、基本は人間ドラマ。
ペネロペ・クルス演じるライムンダが中心なんだけど、
彼女の母、娘、姉、隣人それぞれの感情もきちんと描かれていて、
心を打つ。
母から教わった「ボルベール」をライムンダが歌うシーンが
とってもいい!
歌いながら彼女は涙を流し、母もそれを聞き、隠れながら泣く。
それはなぜなのか?
話が進むにつれ、その謎が明らかになるんだけど
その悲しいできごとを背負いながらも
娘のために強く生きていくライムンダと母親の再会後の二人の会話に、
見ているこちらまで癒される。
見終わってからも振り返ってみたくなる映画なのです。
ペネロペはむちゃくちゃ綺麗。
彼女はやっぱりスペイン語を話してる方がいいね〜☆


もう一度見たい。
文句なしに上半期ベスト。
それにしてもこの監督、女性のトイレシーンが好きなのねぇ…
http://volver.gyao.jp/