「エリザベス:ゴールデンエイジ」

前作の続編というにはちょっとぼやけた感じで
全く別物として見るのが適しているのだけど、
それでもケイト・ブランシェットには当たり役だと思う。
ただ、ケイトと衣装の懲り様以外は特別見るべきものはなし。
メアリー・スチュアートを処刑するかしないかで苦悩する点では
ヘレン・ミレン版の方がしっかり描いていたし、
1本の映画としてはスペインの無敵艦隊を全滅させ勝利するところが見せ場なのに、
今作品ではどうにも中途半端で、
衣装代にお金をかけすぎて予算不足だったのかなーと思う程。
あれならああいうアクション的シーン無しの方がよかったんじゃないのかな。
どうも1シーン1シーンのアングルとか見た目に重点をおいてる気がして、
まるでケイト扮するエリザベス女王のビデオクリップみたい!
そして見所の衣装は素晴らしすぎて、ストーリーそっちのけでじっと見てしまう。
繊細で美しいレース…こんなのを着れるケイトが羨ましい。
彼女や、ちょっと似てるティルダ・スウィントンのように
色素が薄い感じの独特な美人ってこういうコスチュームが似合うんだよねぇ。
あんなふうに生まれてみたい☆
映画自体は宣伝文句ほど大層なものではなくて、
クィーン・エリザベスはこんな人の入門編って具合。
残念ながら…
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