「3 Great American Voices キャロル・キング メアリー・J・ブライジ ファーギー」@日本武道館

正直、この組み合わせはどうなのよ?と思っていたこのイベント。
とりあえずキャロル・キング単独で来日してくれればいいじゃないか?
ファーギーさんはおもしろい存在なのでまぁちょっと見てもいいかな、
でもメアリーJは歌が上手い人!くらいしか知らないしな〜と。
昨日の公演はキャロルが最初に歌ったと聞き、ガッカリしていたのだけど、
今日はメアリーJからスタートでホッとした。
が!
いやぁ…ただ歌が上手いくらいの認識以上のパフォーマンスで存分に楽しめた。
ドラムの音がビシビシと響くのだけど、それに負けない声だし
すさまじい安定感。
「もどき」の歌手は多くいるけれど、そんなヤワなものじゃない。
痺れましたわ。
曲を知らなくてもパフォーマンスに心を奪われる。
U2の"One"も本家に負けず劣らずだった。
ただ、なぜ曲の途中で引っ込んじゃうの???


二番手はファーギーさん。
何せこの人については、歌がどうのよりも「おもらし」とかで覚えた人なので、
ライブでは歌は二の次くらいにしか期待してなかったのに、
バラエティに富んだセットでしかもちゃんと歌える人なのね…失礼。
ブラック・アイド・ピーズの曲も歌ってくれたし、
意外なところでなんとHeartの"Barracuda"なんてカバーしてんのね!!
ジャンジャカジャンジャカジャンジャカジャジャジャジャーッ!キュイーーーーーーーーーーーーンッ!!
ラクゥゥダァーーーーーーーーッ!!!ですよ〜。
アン姐さんはもちろんだけど、ファーギーさんもカッコイイじゃないですかっ。
ちょっとファーギーの印象が変わったわ。
なぜかコウダクミが呼ばれて誕生日を祝ってあげたのは余計だった!
一部は喜んでたようだけど、場違いだなぁ。


満を持してキャロル・キングが登場したのは9時をまわった頃。
観客層はファーギー目当てが多そうだから大丈夫かなと思ってたけどそうでもなく、
キャロルを待ってた人も多かった様子。
"Home Again"から始まって、名曲がどんどん続く。
曲は大好きなのに今はそんなに活動してないと思ってたので、
CDと変わらぬ声に大感激!!
生で歌声が聴ける日がくるなんて思ってなかった…。
笑顔が本当にステキで、曲の合間合間にちゃんと日本語で話してくれる。
ミックのようなリップサービス的日本語じゃなくて、
ちゃんとメッセージとして話してくれるのよねぇ。
「私のリビングルームへようこそ!」
まさにそんな温かさを感じるステージだった。
ピアノとギターだけなのに、それ以上のものは何も要らないと感じる音とキャロルの声。
名曲を懐かしむくらいのものじゃなかった!!
ギターの紳士もステキだった。
もっと!もっと!と言いたくなるパフォーマンスだった。


ラストは3人そろっての"Dancing in the Street"に、
会場は老いも若きも大盛り上がり!!
キャロルも踊りまくり!!
そして"(You Make Me Feel Like a)Natural Woman"はすばらしかった。
10時をまわっていたので急いで会場を出たのだけど、
心躍ったまま興奮冷めやらずでした。
今日武道館に行って本当に良かった。
心身がいいもので満たされた気分。
帰る途中メールをやりとりした友達も武道館にいたことがわかってびっくり!!
いいものを共有できた友達がいるのもいいことだわ。