「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」

…酷い、あまりに酷くて途中で帰りたくなった。
まずとにかく長すぎる。
前作から受け継ぐのはそれほど複雑なものではなかったのに、
さらに話を追加して、ふくらませるというより
何でもかんでも詰め込みすぎになっている。
説明不足で観客は置いてきぼり。
伏線を張りすぎてどうにも収拾がつかなくなった感じ。
脚本家は何を考えてんだか。
カリプソデイヴィ・ジョーンズの関係、
チョウ・ユンファの存在意義も中途半端で無くてもいいくらい。
エリザベスとウィルの関係もほころびをそのままに無理矢理くっつけた感じ。
とにかく中だるみが激しいので、ブロックバスターのノリを期待して見ると
途中で寝ちゃう恐れも…。


良かった点は映像技術、特殊効果。
やっぱり凄いね〜ラストの戦いなんてどうやって撮ってるんだろう?
こんな技術があったらどんな映像でも作れそうだ。
ハンス・ジマーの音楽もいい。
そして何より今回の最大の目玉、キース・リチャーズ様!!
ちゃんとセリフ喋ってるし!
彼を知らない人も「この人は誰なの?!」と思わせるような存在感とVIP待遇☆
超特別扱いだわ。
ドクロリングもちゃーんと映るし、
キースのために酷い内容も我慢して見てやったわと
気分もちょっと晴れ晴れ。
でもこれだったら前作の方が笑いどころがあった分、いくらかマシ。