「21グラム」

全く違った環境で生活を営む3人の軸となる人物が、
ストーリーが進むにつれ複雑にからみあい、
お互いに向き合い、ぶつかりあわざるをえない運命にたどりつく物語。
3人とも耐えがたいような状況におかれることになり、
それから逃げることもできない。
最後の最後まで救いがない。
平穏無事に暮らしていても、いつ何時この3人のような状況に
置かれるかしれず、
見ていて胸が締めつけられる思いがする。
これに限らず、ショーン・ペンに代わる役者はいないんじゃないかと思う。
でも、全く救いがないこの映画を見るのは、
ショーン・ペンの演技を見るということを除けば、
私にはかなり重いんだなあ…
ベニチオ・デル・トロナオミ・ワッツの演技もいい。
ストーリーは時系列がバラバラに色んな場面が出てくるので、
前半はちょっとわかりづらい。
「人が死ぬと21グラム軽くなる」という意味を
ずるずると考えさせられる作品。
いい映画だけど、見る前にちょっとした覚悟がいるかも?
21グラム (初回出荷限定価格) [DVD]