real story?

「ドミノ」
実在した賞金稼ぎの女性をモデルにしたストーリーで、
途中からはほぼフィクションと思われる。
まあ、監督はトニー・スコットなんで、
勢いで見る映画かな〜?
三つ巴(FBI入れたら四つ巴?)になる経緯は
あまりにサクサク流れちゃうのでついていけませんでした☆
キーラ・ナイトレイ目当てだったけど、
ミッキー・ローク(昔とは別人!)とかクリストファー・ウォーケン
出ていて、キャラクターの濃さがストーリーを引っ張っていた感じ。
そもそもドミノ・ハーヴェイという存在があってこその映画で、
あとは単なる娯楽作品として肉付けしただけのこと。
最後に本物のドミノ・ハーヴェイが出てくるが、
特典映像の彼女や関係者のインタビューの方が面白かった。
俳優ローレンス・ハーヴェイとモデルの両親の元に生まれ、
裕福な暮らしを嫌い、バウンティハンターになるって!
その略歴だけで映画を2、3本作れそう。
バウンティハンターって映画の中でしか知らなかったわ。
くしくも、映画が完成する直前に彼女は急死。
実話にまさるものなしと言いたくもなる。
本物のドミノはキーラというより、ティルダ・スウィントンぽい。


補足↓
本人役でビバヒルの二人、アイアン・ジーリングと
ブライアン・オースティン・グリーンが出てます。
が、一発屋のバカセレブ扱いで笑えるぅ!
90210ってツッコミどころ満載のある意味面白いドラマだったな〜
かなりイライラさせられるけど。
ドミノ [DVD]




ヒトラー 最期の12日間」
娯楽作品とうってかわって、これぞreal storyといえる作品。
ヒトラーの秘書を勤めて、最後まで地下要塞でヒトラーの側にいた
一人の女性を軸にしたストーリー。
いろんな形で描かれているヒトラーの人物像がよりリアルに
感じられる。
ヒトラー役のブルーノ・ガンツの演技は怖いくらい
ヒトラーその人にしか見えない。
他の人物像も丁寧に描かれている。
降伏するか、自殺するか。
眠らせた子供たちに毒を飲ませるゲッべルス夫人のシーンが
何より恐ろしい。
恐怖を感じないように酔っ払う将校たち、
病院に置き去りにされた年老いた患者たち、
地下要塞に誰もいなくなるまで淡々とリアルに描かれる。
これも最後に本物の秘書ユンゲがインタビューに答える。
「知らなかったではすまされない」
戦時中の思考の呪縛が恐ろしい。
ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション [DVD]