念願の!

武相荘母屋

白洲次郎&正子夫妻が住んだ武相荘(ぶあいそう)に行ってきた。
旧白洲邸 武相荘 Buaiso
以前から行きたかったところだし、前日には本をもう一度読み返し、
ようやく着いた時にはそれだけで感激してしまった!
門の横には次郎さんお手製の新聞受けがあり、
門をくぐると使い古した芝刈り機など農機具が置かれている。
青山のレストランのフレンチ弁当を食べられるという喫茶室の先に、
茅葺き屋根の小ぢんまりとした民家が見えた。
何度も写真で見た白洲家の生活の匂いが残るような家。
生まれた時から贅沢な暮らしを味わった二人が求めた、
自慢のカントリーハウス!
入ってすぐの広い土間には応接間になっていて、
隅にまたまた次郎さん作の竹製スタンドライトを見つけた。
近くで見ると本当に丁寧に作られていて、私も欲しいくらい。
廊下の庭に面したガラスは昔ながらのゆがんで見えるガラス。
囲炉裏のある和室には正子さんの選んだ焼きものなどがあり、
ふと上を見ると、正子さんの祖父、樺山伯爵の書が飾られている。
その奥にはたくさんの書物とともに書斎が設けられていた。
蔵書のタイトルを見るのも楽しい。
親交の深かった人たちの著書や、
おそらく二人が留学時代に使ったであろう辞書、
美術や京都に関する本も多く納められていた。
廊下の片隅には、次郎さんがイギリスから持ち帰ったというフックが
取り付けられていて、小さい発見に嬉しくなる。
思っていたよりも中は天井が低くて、昔の人の割にはすごーく
背の高かった次郎さんは頭をぶつけることもあったんじゃないかと
想像してみた。
食堂と思われる一室にも次郎さん手作りのブレッドケースと
ワゴンが今も使われているかのように置かれていた。
ワゴンに刻まれている「しらす」の文字がなんとも愛らしい。


武相荘には華美なものがあるわけでもなく、
華やかな経歴をもつ二人には質素にも思える場所なのだけど、
今ではもう珍しい昔ながらの民家で、
心の贅沢を感じられるような雰囲気がある。
近隣の今時の戸建て住宅を横目に、武相荘にホッとする自分はやっぱり
日本人なんだな〜と思いながら、白洲邸を後にした。
次に行った時には、「PLAY FAST Tシャツ」をゲットしたいです。
白洲次郎の流儀 (とんぼの本)


武相荘を訪ねる前に、すぐ近くにあるコメダコーヒーで腹ごしらえをした。
愛知、岐阜県内に展開するこのチェーン店は、
名古屋特有の「モーニング」がある。
朝11時までに注文すると、全てのドリンクにトーストと卵がつくのだ。
この店の名物「シロノワール」もオーダーしてみた。
茶店というよりはファミレスのような雰囲気だけど、
メニューは昔ながらの喫茶店という感じ。
モーニングはすぐに出てきて、これで380円ならお得だねぇ。
まもなく運ばれてきたシロノワールは8等分されたクロワッサンの上に
ソフトクリームがのっているシロモノ。
シロップ無しで充分食べられ、悪くはないのだけどなんとも大味。
最後に出てきた「特製ピザ」は明らかに単なる冷凍ピザでガッカリ。
モーニング以外には価値の見出せないお店でした。
名古屋ってホント独特なところだわ〜
神奈川県内に2店舗あるんだけど、これから関東進出なんですかね?