前田公爵邸

先週に続き、GHQ接収についての番組。
今回は駒場にある前田公爵邸について、当時そこで生活していた現在の当主が
詳しい様子を語った。
教科書や歴史の一環としての「接収」では理解できない状況を聞くことができて
非常に興味深かった。
本宅は明け渡したものの、別宅の半分を仕切って一家で暮らしたことや、
地下の倉庫で暮らさねばならなかった家族など、
焼け出された庶民に比べたらましではあったかもしれないけど、
それまで裕福な暮らしをしていた華族の生活からはずいぶんかけ離れたものだったろう。
短い番組なので聞けなかったが、その後の一家の生活を助けた周囲の話も面白そう。


でも何より印象深かったのは、米軍があらかじめ自分たちが利用できそうな邸宅や、
英国大使館など友好関係にある関連施設を避けて爆弾投下したこと。
ドイツ大使館はしっかり破壊したらしい。
ホント、白洲次郎じゃないけど、「あんなヤツらに戦争したって勝てっこない」